『サッポロ モノ ヴィレッジ』ありがとうございました。
今朝、無事に酒田に帰って来ました。土曜日の出発時からいろいろありました。家の近くの国道7号で事故があり、大渋滞。出来る限りの廻り道をして、青森港へはギリギリの到着。興奮と緊張もあり、結局一睡もできないまま札幌ドームに到着しました。帰りは、姉が片付け手伝ってくれたおかげで、モノヴィレッジ終了から30分後には出発できました。お姉様さまさまです。下道を5時間走り、函館で晩ごはんを食べる余裕もありました。帰りのフェリー内では3時間ですが、ぐっすり眠れました。青森から酒田までは、休み休み帰って来ました。強行日程でしたが、楽しい事がいっぱいありました。ねねさんも立派にお留守番してくれました。相変わらず、部屋がキレイ。ごはんをいつもよりモリモリ食べていた様子で、心なしかふっくらしたねねさんです。
『サッポロ モノ ヴィレッジ』に足を運んで来ただいた皆様。どうもありがとうございました。オープンと同時にパンヴィレッジには目もくれず、しましまブースに来ていただいた方々、とっても嬉しかったです。「お帰りなさい!」といっぱい言っていただきました。開店は11時。朝早く来てドームの外で長い時間並んで待っていただいた様子で、本当に感謝です。5年も経つのにブログをずっと見ていただいて、見守られていたんだなぁと実感しました。たくさんお話もして、記念撮影もして、大はしゃぎの楽しい時間。お昼過ぎにかけては、パンヴィレッジでお買い物を終えたお客様が、流れるように次々と来店。そんな時に登場したのが、会社員時代の先輩。作品の説明が、私より上手。接客してくれて、私がお包みしている間に会計をしてくれて、行き届かないところをホローしてくれました。もう20年も前になりますが、当時の事をいろいろ思い出しました。私が余裕がなくなるのを察して、すっと助けてくれる先輩。関係は変わらないようです。いつのまにやら、写真をいっぱい撮って送ってくれました。
二日目は私が初めて展示会をさせていただいたお店yurarika*さんがあそびに来てくれました。下手くそな頃からのしましま作品もいっぱい持っていて、今も大切に使っていてくれている様子。有難いなぁ。このイベントには、芸森アートマーケットや富良野クリエイターズマーケットの作家仲間も出店していて、次々に会いに来てくれました。私は忘れていたけど、作品をいっぱい買ってもらっていたみたいです。
皆様から差し入れを沢山いただきました。ありがとうございました。北海道は、ほんと美味しい物がいっぱい。お菓子も魚介も野菜も日本一だと思っています。今回は旅行の予定で出店していなかった陶工房 夢民さんが、道南旅行帰りにお土産をいっぱい持って会いに来てくれました。夢民さんとは親子でもなく、姉妹でもない年齢差なのですが、お友達のように話せる面白い関係です。私が北海道を離れてからも、ずっと気にかけてくれて、離れていても近くにいるように感じれる大切な人です。やきもの屋KEIKO.さんも、こっそり工房さんも、いつも心の近くにいてくれています。
もう10年以上前になるのかな… 作家活動を始めて間もない頃、札幌の芸森アートマーケットに年に2・3回出店していました。ある時、小学生くらいの男の子がひとりで来店し、長い時間をかけて作品を見てくれました。「何か頼まれたの?」と話しかけると「お母さんへのプレゼントを探している。」と教えてくれました。お小遣いで買える物を一緒に考えた結果、四角い箸置きに決めました。私はラッピングをして、少しだけおまけをして(本当はあげたいくらいだった)男の子は、嬉しそうに持ち帰りました。男の子のお母さんは、とっても喜んでくれたけど、この四角い陶器は何に使う物か分からずに、ずっと大切に持っていてくれました。お母さんはモノヴィレッジで、同じ四角い陶器を見つけました。そこで初めて、箸置きだったことを知りました。現在、その男の子は大学生になり、医学部でお医者さんになるために頑張っていることを教えてくれました。今度はお母さんが、新たに器を選んでくれました。その器の横で、四角い陶器が箸置きの役目を果たしているのを想像し、すごく微笑ましく思った後に目が熱くなりました。