『蔵の陶器市』ありがとうございました。

2018年10月14日

『みやぎ村田町 蔵の陶器市』無事終了しました。

例年より一週間繰り上げての開催に戸惑いの声も聞かれましたが

三日間、たくさんの方々に足を運んでいただき

どうもありがとうございました。

昨年、三日間ともに大雨に見舞われた = 神様の祟りでは?

という心配で日程を変更したようです。(話:蔵のオーナーさん)


ATELiER SiMASiMAが出展した場所は、江戸時代末期の築座敷。

紅花栽培で繁盛した時代に建てられたそうでなので〝紅花御殿〟です。

大変贅沢な造りで、ガラス戸には風景画が描かれていたり

玄関には、光を取りのガラスの吊り天井があったり、見応えたっぷり。

公開されるのは、陶器市とお雛祭りの年2回のため

地元の方もご近所さんも興味深げに見入っていました。


座敷のいちばん奥がATELiER SiMASiMAの出展場所でした。

初日の金曜日は、平日にも関わらず、たくさんの方に来ていただきました。

「有休を取って来たよー!」という方もいて、有難いです。

「一年間、楽しみにしていた!」とバンザーイポーズの可愛い方も。

4年目の村田の陶器市で、ファンの方が増えていることを実感した初日でした。

土曜日は「昨年、出展していなかったねー。」というお客様が多く

やましょう記念館の離れのいちばん奥でひっそり出展していたことを報告。

今回も通りに面していない場所だったので、のんびり時間もあった土曜日。

本日日曜日は、新規のお客様が続々来店。

白マットの器を気に入ってくれた方が多く、忙しく過ごしているうちに

あっというまの閉店時間15:30になりました。


しましまのブースの上に飾られていたのが『伊達政宗公遺訓』

写しではありますが、有名な書家が書いた大変貴重なものです。

本物は、仙台の青葉神社に在るそうです。

私が一生懸命読もうとして読めなかったのを見ていたオーナーさんが

翌日、現在語訳のコピーを持って来てくれました。


人のためを思う気持ちが強ければ自分が弱くなる。

正しくあろうとする気持ちが強すぎれば考えが固くなる。

人を尊重しようとする気持ちが強ければ媚になる。

利口なだけでは嘘吐きになる。

人を信じるばかりではだまされて損をする。

穏やかな気持ちで倹約し、蓄えをすることだ。

倹約とは、自分が不自由であることを我慢することである。

自分は、この世に来た客と考えれば辛いこともない。

食べ物がまずくても褒めて食え。客なんだから好き嫌いを言うな。

過ぎ行く一日を大切にし、身内の者たちに感謝の挨拶をして

この世に別れを告げるのがよい。


今年の同室メンバーは、2年目の琴星窯さん、初参加の環窯さん。

本来は4年目の私がリーダーとして頑張らなければならぬのですが

最後までふわっとした助言者止まりでした。

琴星窯さんは、お話し上手の接客好き。文芸員並みに建物の説明をしていました。

最終日には、市場のお兄さん並みの大声で、お客様の呼び込みをしてくれました。

それに引っ張られるように無口男子(しましまの推測)の

環窯さんの声が大きくなっていくのが、ぐっと来ました。

奥様含めてお三方、本当にどうもありがとうございました。


搬出を終えた後、実行委員の力自慢が集まり、隣部屋から

うっとりするくらい年代物の仙台箪笥を元通りに配置。

ご先祖様の写真に「お騒がせしました。」とご挨拶しました。


玄関前のベニヤ板を剥がすと囲炉裏が顔を出しました。

いろいろ説明をしてくれるオーナーの吉田さん。

江戸時代当時、吉田さんのご先祖の家主は、お金持ちだったようで

囲炉裏のある玄関から外まで、お金を借りたい人の列ができていたそうです。

だから、屋号は〝かねまん〟なのだろうか?

吉田さんは、古い物が好きな私を村田町のお寺に案内したいと

いつになるか分からないデートの約束をして帰って来ました。

今年の陶器市もいろいろな事があって楽しかったなぁと思い出しながら

村田ICから東北自動車道に入り、しばらく走ってから

東京方面に向かっていることに気づきました。

当初は、ガソリンが値上がりしているので、下道で帰る予定でした。

政宗公も倹約と言っております。心掛けねば。